精神科専門医試験の対策
日本精神神経学会が実施する精神科専門医試験について、過去問の入手先・定番教材・勉強の進め方をまとめています。
第1回から第17回までの筆記試験問題と共通症例が公開されています
日本精神神経学会は、精神科専門医認定試験の第1〜17回の筆記試験問題・共通症例を学会サイトで公開しています。会員限定の表示はありません(受験申請システムのほうは会員専用です)。
19の基本領域のなかで、ここまでまとまった量の既出問題に誰でも当たれる領域は多くありません。過去問が手に入らない領域の受験生が苦労している部分を、精神科は最初から持っています。
合格率は7〜8割台。全員が通る試験ではありません
| 回 | 実施 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 第15回 | 2023年12月 | 605 | 453 | 74.88% |
| 第16回 | 2024年12月 | 641 | 529 | 82.53% |
| 第17回 | 2025年12月 | 663 | 548 | 82.65% |
第15回は74.88%で、4人に1人が不合格でした。基本領域のなかでは低い水準です。公開された過去問があることと、試験がやさしいことは別です。
出典:日本精神神経学会「精神科専門医認定試験の受験者数・合格率」(2026年9月15日確認)
精神科の過去問の入手方法
精神科の過去問
日本精神神経学会が、第1回から第17回までの筆記試験問題と共通症例を学会サイトで公開しています。解答と解説は書籍としても刊行されています。
精神科専門医試験の定番教材
精神科の受験者が実際に使っている教材です。上から優先度順に並べています。
標準精神医学
疾患概念から治療まで体系的に整理されています。
現代臨床精神医学
臨床に即した記載で、実務と試験の橋渡しに。
DSM-5-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル
診断基準の原典。分類・用語の確認に必須です。
精神科の一問一答
精神科の対策ガイド
勉強のしかた・過去問の入手方法・制度の全体像を、テーマごとにまとめています。
精神科専門医試験のよくある質問
実施は例年12月です(第15回=2023年12月、第16回=2024年12月、第17回=2025年12月)。次回の日程は日本精神神経学会の公式ページでご確認ください。
日本精神神経学会が既出問題を学会サイトで公開しています。会員登録なしで確認できます。
まずは医学書院の『標準精神医学』です。疾患概念から治療まで体系的に整理されています。下の「定番教材」に優先度順で並べています。
専門研修の後半は臨床がいちばん忙しい時期と重なります。まとまった時間を待つより、1回5分で終わる単位に分けて早い時期から毎日回すほうが現実的です。1日10問なら半年で1,800問になります。
多くの領域の専門医試験は相対評価で、誰も解けない奇問では差がつきません。合否を分けるのは、受験者の多くが正解する基本問題の取りこぼしです。
合格率は第15回(2023年12月)74.88%、第16回(2024年12月)82.53%、第17回(2025年12月)82.65%です。第17回は受験663名に対し合格548名でした。7〜8割台で推移しており、基本領域のなかでは低い水準です。
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