麻酔科専門医試験の対策
日本麻酔科学会が実施する麻酔科専門医試験について、過去問の入手先・定番教材・勉強の進め方をまとめています。
日本麻酔科学会が実施する認定試験です。筆記・口頭・実技の3科目で審査される点が、基本領域19試験のなかでも際立った特徴になっています。
2026年度(第65回)は、筆記試験にPCを用いた方式が導入されます。
2026年度(第65回)の試験日程
学会が公表している会告では次のとおりです。
| 科目 | 日程・方式 |
|---|---|
| 筆記試験 | 2026年9月27日(日) |
| 口頭試験 | 2026年10月23日(金)〜10月25日(日) |
| 実技試験 | 昨年と同様の評価表を用いる方式で実施予定 |
口頭試験の実施日は、受験人数により調整のうえ決定されます。会場は口頭試験が神戸1会場のみ、筆記試験の会場と選択方法は受験者にメールで案内されます。
翌年の第66回は、口頭試験が2027年11月10日(水)〜11月14日(日)、筆記試験は調整中と案内されています。各回の会告は、毎年4月1日に会員専用ページへ掲載される予定です。
2026年度から筆記試験がPCに変わります
会告に「2026年度第65回麻酔科専門医認定試験ではPCを用いた試験を導入します」と明記されています。
これに伴い、受験地の希望申込みが必要になりました。注意点として、学会は次のように案内しています。
受験地の希望申込は問題種別(一般問題、症例問題)ごとに行う必要があります。片方の区分のみ申込の場合は片方の区分しか受験できません
つまり、一般問題と症例問題の両方を申し込まないと、片方しか受けられません。 申込は申請完了後・受験票発行前に、別途手続きが必要です。ここは手続き上の落とし穴になりうる箇所なので、必ず会告の原文を確認してください。
審査方法と出題範囲
審査は①筆記試験 ②口頭試験 ③実技試験の3科目です。必要に応じて実地試験も行われます。
出題範囲は「教育ガイドライン改訂第4版」の内容と明記されています。学会サイトでPDFが公開されているので、対策の起点はここになります。
過去問が会員ページに限られている以上、この公開されたガイドラインが、誰でも確認できる唯一の出題範囲の根拠です。まずここで範囲の輪郭を掴んでから、過去問と教科書に入るのが効率的です。
申請対象者と費用
会告に挙げられている対象者は次のとおりです。
- 2018年度以降開始の専門研修プログラムを修了している方
- 2018年度以降開始の専門研修プログラムについて、研修開始から4年目以降の方
- 2017年度以前開始の麻酔科専門研修プログラムを修了している方
- 2014年3月31日までに初期研修を修了している方
- 学会専門医再認定対象者(学会専門医資格喪失者)の方
受験審査料は33,000円(税込)、書類審査を申請する場合は別途11,000円(税込)です。申請は会員専用ページから行います。
なお会告には「申請完了が受験を確約するものではありません」と明記されています。認定審査委員会の審査を経て、試験1か月前頃に受験資格を得た申請者へメールで案内が届きます。
口頭・実技があることの意味
筆記だけの領域と比べて、麻酔科は準備の性質が変わります。知識を選択肢から選べることと、その場で口に出して説明できることは別の能力だからです。
この点については学術的な議論もあります。日本臨床麻酔学会誌(第44巻第1号、2024年)に掲載された倉橋清泰氏の論考は、麻酔科専門医認定試験について、筆記・口頭・実技の3試験で認知・情意・精神運動の各領域を評価しようとしている現状を整理したうえで、試験制度だけを見るのでは不十分であり、学会が主体となって「形成的評価」ができる仕組みを構築すべきだと提言しています。
当サイトでは、口頭試問を想定問答の形で練習できる一問一答を用意しています。答えを思い出して口に出す練習ができるように構成しました。
麻酔科専門医 口頭試問対策 想定問答(Kindle・読み放題対象)
試験形式が国際的にどう変わりつつあるかは 2026年度版 専門医試験はどこへ向かうか で扱っています。
---
日程・要件は年度で変わります。また会告は年度途中に訂正が入ることがあります(2025年度の会告にも一部訂正がありました)。最新の情報は必ず日本麻酔科学会の公式ページと会告の原文でご確認ください。
麻酔科の過去問の入手方法
麻酔科の過去問
日本麻酔科学会が過去問題を会員専用ページで公開しています。ログイン後、メニューの「認定資格申請」から「過去問」を選ぶ形と案内されています。閲覧には学会員としてのログインが必要です。なお出題範囲は「教育ガイドライン改訂第4版」と会告に明記されており、こちらは学会サイトでPDFが公開されています。
麻酔科専門医試験の定番教材
麻酔科の受験者が実際に使っている教材です。上から優先度順に並べています。
麻酔科医のための教育ガイドライン 改訂第4版
会告に「試験の出題範囲は教育ガイドライン改訂第4版の内容です」と明記されています。学会サイトでPDFが無料公開されているため、まずここで範囲の輪郭を掴むのが確実です。
標準麻酔科学
麻酔管理の基礎から体系的に整理できます。
ミラー麻酔科学
記載が詳細で、根拠まで確認したいときの基準書。
麻酔科学レビュー
トピックの更新を追うのに便利。年次で刊行されます。
周術期管理チームテキスト
学会が編集するテキスト。口頭試験では知識を自分の言葉で説明する必要があるため、周術期の流れを筋道立てて整理しておくのに向いています。
麻酔科の対策ガイド
勉強のしかた・過去問の入手方法・制度の全体像を、テーマごとにまとめています。
麻酔科専門医試験のよくある質問
第65回麻酔科専門医認定試験は、筆記試験が2026年9月27日(日)、口頭試験が2026年10月23日(金)〜25日(日)です。口頭試験の会場は神戸1会場のみで、実施日は受験人数により調整のうえ決定されます。実技試験は評価表を用いる方式で実施予定です。翌年の第66回は口頭試験が2027年11月10日(水)〜14日(日)と案内されています。
日本麻酔科学会が過去問題を会員向けページで公開しています。閲覧には学会員としてのログインが必要です。
まずは日本麻酔科学会の『麻酔科医のための教育ガイドライン 改訂第4版』です。会告に「試験の出題範囲は教育ガイドライン改訂第4版の内容です」と明記されています。学会サイトでPDFが無料公開されているため、まずここで範囲の輪郭を掴むのが確実です。下の「定番教材」に優先度順で並べています。
専門研修の後半は臨床がいちばん忙しい時期と重なります。まとまった時間を待つより、1回5分で終わる単位に分けて早い時期から毎日回すほうが現実的です。1日10問なら半年で1,800問になります。
多くの領域の専門医試験は相対評価で、誰も解けない奇問では差がつきません。合否を分けるのは、受験者の多くが正解する基本問題の取りこぼしです。
ほかの試験から探す
毎日10問。当直明けでも、続く。
読んだ知識は、翌日には半分忘れます。専門医試験ラボのLINEは、あなたが間違えた問題を忘却曲線のタイミングで自動的に出し直します。
- 毎日10問
- 自動で復習
- 試験別ランキング
- 苦手分野が見える
本サービスは学習補助を目的とした一般的な情報提供であり、合格を保証するものではありません。

