病理専門医試験の対策
日本病理学会が実施する病理専門医試験について、過去問の入手先・定番教材・勉強の進め方をまとめています。
日本病理学会が実施する認定試験です。顕微鏡標本の読みを中心に、写真・デジタルスライド・剖検症例・面接までを組み合わせた、他領域とはかなり性格の異なる試験です。
2026年度の日程
2026(令和8)年度の病理専門医・口腔病理専門医試験は、2026年8月22日(土)・23日(日)に東邦大学 大森キャンパス(東京都大田区)で実施されます。
過去問はないが、出題構成は完全に公開されています
病理専門医試験は、過去問題そのものの公開先を当サイトでは確認できていません。しかし対策上、それを補って余りある資料があります。
学会が毎年「病理専門医試験報告」を会報に掲載し、PDFで公開しています。 ここには、その年の出題構成・出題数・配点・試験時間・臓器別の出題内訳・講評まで書かれています。
第43回(2025年度)の報告によれば、試験は次の構成でした。
| 種類 | 内容 | 出題数 | 配点 | 試験時間 |
|---|---|---|---|---|
| I型 | 写真(手術材料・生検・細胞診・マクロ・ミクロ) | 30題 | 各5点/150点 | 70分 |
| I型 | 文章(法・規則・制度、検体処理法、標本作製法) | 20題 | 各1点/20点 | 同上 |
| II型 a・b・c | デジタルスライド(WSI) | 各20題 | 各5点/各100点 | 180分(各60分) |
| III型 | 剖検症例(写真・デジタルスライド) | 1題 | 100点 | 150分 |
| 面接 | 受験者1名に対し面接担当者2名 | — | 6段階評価/50点 | 10分 |
2021年度以降はノートPCを用いたデジタルスライド(WSI、バーチャルスライド)とPDF画像による試験になっています。ガラス標本を顕微鏡で見る形式ではありません。
学会の報告では、細胞診は例年どおり10題(I型とIIc型で5題ずつ)で、文章問題を除く全問題数(90題)に占める割合は11%とされています。
合格率は80.2%(2025年度)
第43回(2025年度)は、受験予定者102名のうち101名が受験し、合格者81名・合格率80.2%でした。
学会の報告では、この数字は過去10年間の平均(83.6%)よりやや低く、直近10回中8番目の合格率とされています。80%前後で推移する試験だと理解しておくのが妥当です。
過去の試験報告は日本病理学会の専門医試験報告ページから、2019年度分まで遡って読めます。過去問の代わりに、まずここで出題の形を掴むのが確実です。
病理の過去問の入手方法
病理の過去問
日本病理学会について、過去問題そのものの公開先は当サイトでは確認できていません。ただし学会は毎年「病理専門医試験報告」を会報に掲載してPDFで公開しており、その年の出題構成・出題数・配点・臓器別の出題内訳・講評まで読めます。過去問の代わりに、まずこの試験報告で出題の形を掴むのが確実です。
病理専門医試験の定番教材
病理の受験者が実際に使っている教材です。上から優先度順に並べています。
外科病理学
診断病理の基準書として広く使われています。
標準病理学
病理学全体を体系的に確認したいときに。
病理の一問一答
病理の対策ガイド
勉強のしかた・過去問の入手方法・制度の全体像を、テーマごとにまとめています。
病理専門医試験のよくある質問
2026(令和8)年度の病理専門医・口腔病理専門医試験は、2026年8月22日(土)・23日(日)に東邦大学 大森キャンパス(東京都大田区)で実施されます。
病理専門医試験の過去問について、当サイトでは公開先を確認できていません。日本病理学会の会員ページに掲載されている場合があるため、まずは学会の公式サイトでご確認ください。公式テキストとガイドラインは出題範囲の指標になります。
まずは文光堂の『外科病理学』です。診断病理の基準書として広く使われています。下の「定番教材」に優先度順で並べています。
専門研修の後半は臨床がいちばん忙しい時期と重なります。まとまった時間を待つより、1回5分で終わる単位に分けて早い時期から毎日回すほうが現実的です。1日10問なら半年で1,800問になります。
多くの領域の専門医試験は相対評価で、誰も解けない奇問では差がつきません。合否を分けるのは、受験者の多くが正解する基本問題の取りこぼしです。
学会が毎年「病理専門医試験報告」を会報で公開しています。第43回(2025年度)は受験予定者102名のうち101名が受験し、合格者81名・合格率80.2%でした。学会の報告では、過去10年間の平均(83.6%)よりやや低く、直近10回中8番目の合格率とされています。
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