当直明けに勉強できないとき、休むべきか回すべきか
専門医試験を受ける時期は、多くの場合いちばん忙しい時期と重なります。ここで立てた「週末にまとめてやる」という計画は、当直・急変・学会準備で簡単に崩れます。
崩れない計画を作るには、前提を変える必要があります。
まとまった時間は来ない、を出発点にする
「時間ができたら本腰を入れる」という発想でいる限り、着手は先送りされ続けます。専門研修の後半で、安定してまとまった時間が取れる人はほとんどいません。
現実的な設計はこうです。
- 1回あたり5分以内で完結する
- 中断されても再開コストがゼロ
- 何をやるかをその場で考えなくていい
この3つを満たせば、外来の合間でも、当直明けの帰り道でも消化できます。
5分の積み上げは侮れない
1日10問を続けた場合の総量です。
| 期間 | 問題数 |
|---|---|
| 1か月 | 300問 |
| 3か月 | 900問 |
| 6か月 | 1,800問 |
| 1年 | 3,650問 |
まとまった時間を待って結局ゼロだった週と比べれば、差は歴然です。しかも間隔をあけて繰り返しているので、同じ問題数でも定着の質が違います。
スキマ時間の具体的な候補
- 外来と外来の間の数分
- 電子カルテの起動待ち・検査待ち
- 通勤の電車内
- 当直室で横になる前の数分
- 昼食の待ち時間
いずれも「机に向かう」体勢ではありません。だからこそ、スマホで完結する形式である必要があります。参考書を開く必要がある教材は、この時間帯には使えません。
「今日やる分」を考えさせない
継続を妨げる最大の要因は、実は問題を解く負荷ではなく、何をやるか決める負荷です。
教材を開いて、どこまでやったか確認して、今日はどの範囲にするか決める——この一連の作業だけで、疲れているときは着手をやめてしまいます。
解決策は、向こうから届くようにすることです。通知が来て、開いたらもう今日の10問が並んでいる。決める作業がなければ、着手のハードルはほぼゼロになります。
スキマ時間の使い方は、勉強法全体の一部です。全体の順序は 専門医試験の勉強法【完全ガイド】 にまとめています。
続かない日があってもいい設計に
それでも、どうしても無理な日はあります。そこで自己嫌悪になって離脱するのが、いちばんもったいないパターンです。
当サイトのLINEでは、「今日はスキップ」「一旦停止」「再開」を選べます。試験が終わったあとにブロックせず済むよう、止められる設計にしてあります。続けることより、やめずに済むことを優先してください。
出典
- 当サイトのLINE配信の実装仕様(1日10問/復習期限が来た問題を優先し新問で補充/「今日はスキップ」「一旦停止」「再開」を受信者側で選択可能。2026年9月時点)
限られた時間で専門医試験を通過するための考え方と回し方。基本問題の優先、想起練習、忘却曲線に沿った復習、スキマ時間の設計、直前1か月の詰め方までまとめました。
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