復習はいつやればいいか|間隔を広げてよいときと、戻すべきとき
覚えたことは、放っておけば忘れます。これは意志や才能の問題ではなく、記憶の仕組みです。専門医試験の準備で本当に難しいのは、覚えることではなく、覚えた状態を試験日まで保つことです。
忘れかけていることに気づけない
やっかいなのは、忘却に自覚が伴わないことです。
「あの分野は前にやったから大丈夫」と思っている領域が、実はいちばん抜けている——これは受験勉強でよくある現象です。最後に触れてから時間が経つほど、記憶の鮮明さと実際に引き出せるかどうかは乖離していきます。
そのため、自分の感覚で復習のタイミングを決めるのは危険です。感覚は、忘れていることを教えてくれません。
復習は「思い出せるギリギリ」が効率的
間隔をあけて復習する方法(間隔反復)は、記憶研究で最も再現性の高い知見のひとつです。
ポイントは間隔の取り方です。覚えた直後に何度も繰り返しても、すでに思い出せる状態なので負荷がかかりません。逆に完全に忘れてからでは、ゼロから覚え直しになります。
思い出せるかどうかギリギリのタイミングで取り出そうとしたとき、記憶はいちばん強くなります。
復習の設計は、勉強法全体の一部です。順序立てた進め方は 専門医試験の勉強法【完全ガイド】 にまとめています。
実際の間隔の目安(当サイトの実装値)
| 状態 | 次に出す間隔 |
|---|---|
| 正解した(1回目) | 1日後 |
| 正解した(2回目) | 3日後 |
| 正解した(3回目) | 1週間後 |
| 正解した(4回目) | 2週間後 |
| 正解した(5回目) | 1か月後 |
| 間違えた | 翌日にリセット |
これは専門医試験ラボのLINEで実際に採用している間隔です。正解を重ねるほど間隔を広げ、間違えたら翌日に戻します。これを問題ごとに管理していくと、苦手な問題ほど頻繁に、得意な問題ほどまれに出てくる状態になります。
手作業では続かない
この方式の唯一の弱点は、管理の手間です。数百問を対象に「どの問題を今日出すか」を毎日判断するのは、紙でもアプリでも現実的ではありません。数日で破綻します。
続けるための条件は、自分で管理しないことです。
当サイトのLINEでは、上の間隔にそって復習が自動的に戻ってきます。届いた問題に答えるだけで、次にいつ出すかはシステム側が決めます。今日やるべき10問だけが目の前に来る状態を作るための設計です。
出典
- 当サイトの復習スケジュールの実装仕様(正解1回目=1日後/2回目=3日後/3回目=1週間後/4回目=2週間後/5回目以降=1か月後、不正解=翌日。2026年9月時点)
限られた時間で専門医試験を通過するための考え方と回し方。基本問題の優先、想起練習、忘却曲線に沿った復習、スキマ時間の設計、直前1か月の詰め方までまとめました。
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